呻吟語 / 内篇・存心・忍と激の二字は、是れ禍福の關
「忍」「激」二字,是禍福關。
新字:「忍」「激」二字,是禍福関。
書き下し
「忍」「激」の二字は、是れ禍福の關なり。
現代語訳
忍ぶという字と、激するという字。この二字が、禍と福の分かれ目です。
解説
わずか十四字で、運命の分岐が二つの字に置かれます。忍ぶか、激するか。その一点で禍と福が分かれる、と。関という字は関所のことで、どちらの門を通るかで行き先が変わる情景です。怒りの場面に限らず、押すか引くかを迫られるあらゆる瞬間に当てはまります。短いだけに、そのまま座右に置ける形になっています。二字だけを示して理由を語らないところに、箴言集としての切れ味が出ています。
この章句が説くこと
忍激分岐禍福関所
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