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呻吟語 / 内篇・存心・只だ是れ涵養定まらず

當尊嚴之地、大眾之前、震怖之景,而心動氣懾,只是涵養不定。

新字:当尊厳之地、大眾之前、震怖之景,而心動気懾,只是涵養不定。

書き下し

尊嚴の地、大眾の前、震怖の景に當たりて、心動き氣懾るるは、只だ是れ涵養定まらざるなり。

現代語訳

厳かな場所、大勢の前、身のすくむような場面に出くわして、心が動き気がおびえるのは、ただ養いが定まっていないからです。

解説

緊張する場面が三つ挙げられます。厳かな場所、大勢の前、恐ろしい場面。どれもあがって当然の状況ですが、原因は場のせいにされません。ただ養いが定まっていないだけだ、と。技術や慣れの問題として片づけず、日ごろの心の養いに返す見方です。裏を返せば、こうした場面は自分の養いを測る物差しになるということでもあります。

この章句が説くこと

緊張大衆恐怖涵養測定

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