呻吟語 / 内篇・存心・有無の間に活潑たり
忘是無心之病,助長是有心之病。心要從容自在,活潑於有無之間。
新字:忘是無心之病,助長是有心之病。心要従容自在,活潑於有無之間。
書き下し
忘るるは是れ無心の病、助長するは是れ有心の病。心は從容自在にして、有無の間に活潑たるを要す。
現代語訳
忘れてしまうのは心が無いことの病であり、無理に伸ばそうとするのは心が有りすぎることの病です。心はゆったりと自在で、有ると無いのあいだで生き生きとしていることが必要です。
解説
孟子の、忘れず助けず、という言葉が二つの病として整理されます。忘れるのは心が無い病、助長するのは心が有りすぎる病。放っておくのと手を出しすぎるのが、同じ一つの物差しの両端に置かれます。そして望ましい状態が示されます。有ると無いのあいだで生き生きとしていること。中間で止まっているのではなく、そこで動いているという言い方が要です。
この章句が説くこと
忘助長両端中間活潑
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