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詩経 / 周頌・閔予小子之什・般

《般》,巡守而祀四嶽河海也。 於皇時周,陟其高山,嶞山喬嶽,允猶翕河。敷天之下,裒時之對,時周之命。

新字:《般》,巡守而祀四嶽河海也。 於皇時周,陟其高山,嶞山喬嶽,允猶翕河。敷天之下,裒時之対,時周之命。

書き下し

般(はん)は、巡守(じゅんしゅ)して四嶽(しがく)河海を祀るなり。 於(ああ)皇(おお)いなる時(こ)の周、其の高山に陟(のぼ)る。嶞山(だざん)喬嶽(きょうがく)、允(まこと)に猶(したが)いて河に翕(あ)う。敷天(ふてん)の下、裒(あつ)まりて時(こ)れ対(こた)う、時れ周の命なり。

現代語訳

「般」の詩は、天子が天下を巡り、四方の大きな山と黄河・海を祀ったときの歌である。 ああ、偉大なるこの周よ、その高い山々に登る。細長い山も高くそびえる峰も、まことに順序に従って並び、黄河へと合わさっていく。あまねく天の下のものが、集まってこれに応える。これこそ周の天命である。

解説

天子が天下を巡り、四方の名山と黄河・海の神々を祀る周頌の短い歌である。周の王が高い山に登り、連なる山々が黄河へと続く大地を見渡し、天の下のすべてが集まって周の命に応える、と歌う。毛詩序は巡守して四嶽河海を祀る詩とする。巡守は、天子が諸侯の国々を巡って政を視察し、あわせて各地の山川の神を祀る儀礼であり、「時邁」とともに周の天下統治の姿を示している。題の「般」は「楽しむ」「めぐる」の意と解され、詩の中にはこの字は出てこない。高い山から大地を見渡すという視点は、天下全体を一つのものとして捉える支配者の眼差しであり、同時に、自然の秩序と人の秩序が重なり合うという周の世界観を表している。

この章句が説くこと

詩経巡守山川周頌天命

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