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詩経 / 周頌・清廟之什・維清

《維清》,奏《象舞》也。 維清緝熙,文王之典。肇禋,迄用有成,維周之禎。

書き下し

維清(いせい)は、象舞(しょうぶ)を奏するなり。( 維(こ)れ清く緝熙(しゅうき)なるは、文王の典なり。肇(はじ)めて禋(いん)し、迄(つい)に用(もっ)て成る有り、維れ周の禎(さいわい)なり。

現代語訳

「維清」の詩は、象舞(文王の武功を象った舞)を奏したときの歌である。 天下が清らかに治まり、明るく輝き続けているのは、文王の定めた法による。文王が初めて天を祀って以来、ついにこうして成し遂げることができた。これこそ周の幸いである。

解説

周頌のなかでも特に短い、わずか五句の詩である。天下が清く治まっているのは文王の定めた典(のり)のおかげであり、文王が天を祀ったことに始まってついに周の大業が成った、と歌う。毛詩序はこれを「象舞」を奏するときの歌とする。象舞は文王の武の功を象った舞と伝えられ、周の廟の祭りでは、このように歌と舞が一体となって祖先の事業を再現した。詩の本文は極めて簡潔で、何を祀るかは語らず、ただ清らかさと明るさと始まりを言う。国の繁栄を一人の祖の功に帰し、その典を守ることを幸いとする考え方は、周が徳と制度によって国を保とうとしたことをよく示している。創業者の定めた基本を守ることの意味を、短い言葉で思い起こさせる詩である。

この章句が説くこと

詩経文王象舞周頌祭祀

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