司馬法 / 用眾
危而觀其懼;靜而觀其怠;動而觀其疑;襲而觀其治。
新字:危而観其懼;静而観其怠;動而観其疑;襲而観其治。
書き下し
危うくして其の懼るるを観、静かにして其の怠るを観、動きて其の疑うを観、襲いて其の治まるを観る。
現代語訳
危機に陥れてその恐れ方を観察し、静かな状況に置いてその怠り方を観察し、動かしてその迷い方を観察し、不意打ちをしてその統率(冷静さ)ぶりを観察する。
解説
人の本性は、危機に置かれたときの怖がり方、静かなときの緩み方、動いているときの迷い方、不意を突かれたときの取り乱し方に、それぞれ違った形で表れる。平穏なときの姿だけを見て人を判断するのは早計であり、状況が変わったときにこそ本当の姿が見えてくる。誰かと信頼関係を築くときも、様々な局面での相手の様子を思い返すことが、人物を見極める手がかりになる。
この章句が説くこと
人物観察本性局面
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