司馬法 / 天子之義
教極省則民興良矣。
書き下し
教え極めて省(はぶ)かば則ち民良に興らん。
現代語訳
教えを極めて簡略にすれば、民はかえって自ら善に向かうものである。
解説
教えを細かく縛りつけるのではなく極めて簡略にすれば、人はかえって自ら進んで善い方向に向かうという警句である。あれもこれもと規則や指図を重ねるほど、人は指示を待つばかりになり、自分で考えて動く力を失っていく。子育てでも指導でも、要点だけを示して後は任せる余白を残すことが、相手の自発性を引き出す近道になるという逆説を示している。
この章句が説くこと
簡素自発性過剰統制
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司馬法・天子之義軍旅は舒(じょ)を以て主と為す、舒なれば則ち民力足る。
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司馬法・天子之義賞は時を踰(こ)えず、民をして速やかに善を為すの利を得しめんと欲すればなり。罰は列を遷(うつ)さず、民をして速やかに不善を為すの害を覩(み)しめんと欲すればなり。
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