司馬法 / 仁本
知終知始,是以明其智也。
書き下し
終わりを知り始めを知る、是を以てその智を明らかにするなり。
現代語訳
物事の終わりを知り始まりを知る、そうすることでその智恵が明らかになるのである。
解説
物事の始まりだけでなく終わりまで見通す力こそが智恵であるという普遍的な教えである。始めるときの勢いや理想だけを見て、どう収束させるかを考えずに動き出せば、途中で行き詰まったり収拾がつかなくなったりしやすい。計画を立てるとき、仕事を引き受けるとき、関係を始めるときにも、どのように終えるかまで含めて見通しておく姿勢が問われている。
この章句が説くこと
智恵見通し始終