説苑 / 說叢
謁問析辭勿應,怪言虛說勿稱;謀先事則昌,事先謀則亡。
新字:謁問析辞勿応,怪言虚説勿称;謀先事則昌,事先謀則亡。
書き下し
謁問析辭には應ずる勿かれ、怪言虛說には稱する勿かれ。謀事に先んずれば則ち昌え、事謀に先んずれば則ち亡ぶ。
現代語訳
詭弁を弄した問いかけには応じてはならず、怪しい言葉や根拠のない説には同調してはならない。計画が行動に先立てば物事は栄え、行動が計画に先立てば物事は滅びる。
解説
短い一文ながら、二つの実践的な戒めを凝縮している。前半は、巧妙にこじつけられた言葉や根拠のない噂に安易に反応・同調してはならないという情報リテラシーの教えであり、後半は「計画あっての行動」という順序の大切さを説く。行動が先行し計画が後追いになる状態は失敗のもとであるという指摘は、拙速な意思決定が横行する現代の組織運営にも直接当てはまる。怪しい情報に流されず、着実に計画を練ってから動くという二つの姿勢は、いずれも冷静さと自制心を土台とした処世術である。
この章句が説くこと
情報リテラシー計画慎重
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