論語 / 顔淵篇
曾子曰:「君子以文會友,以友輔仁。」
新字:曽子曰:「君子以文会友,以友輔仁。」
書き下し
曾子曰く、君子は文を以て友を会し、友を以て仁を輔く。
現代語訳
曾子が言った。「君子は学問によって友を集め、友によって仁を助ける。」
解説
友の集め方と、友の使い方が一続きで述べられている。学問によって集まるのだから、利害や情実ではない。共通の関心が人を結びつけ、その関係が互いの仁を支える。二段構えの設計になっている。ここで面白いのは、友が目的ではなく手段として位置づけられていることだ。友を得ること自体が目標ではない。仁を進めるために友がいる。冷たく聞こえるかもしれないが、実際には健全な関係の条件である。関係そのものを目的にすると、互いに気を遣い合うだけの間柄になる。共通の対象があると、率直に言い合える。仕事でも学びでも、長く続く関係は、たいてい何かを一緒に追いかけている関係である。会って話すことが目的の集まりは、いつのまにか消える。
この章句が説くこと
交友文輔仁関係曽子
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