古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

驢鞍橋 / 卷下

去る曉曰く、扨てもいやな體哉と飽き果て居る也。またも法が何とず起らんずかと思ふてかくしても居ると也。

新字:去る暁曰く、扨てもいやな体哉と飽き果て居る也。またも法が何とず起らんずかと思ふてかくしても居ると也。

書き下し

去る暁曰く、扨てもいやな体哉と飽き果て居る也。またも法が何とず起らんずかと思ふてかくしても居ると也。

現代語訳

ある明け方言われた。さても嫌な体だなと、飽き果てているのである。それでも、法が何とか起こるだろうかと思って、こうしてもいるのだ、と。

解説

晩年の正三は、この身体にはもう飽き果てた、と明け方に漏らす。それでも、仏法が何とか興るかもしれないと思って、こうして生きているのだ、と。老いと病に疲れた身体への嫌悪と、なお捨てきれない願いとが、短い言葉の中に同居している。生きる意味を、自分のためではなく、法を興すという願いに置いている。疲れ果ててなお、願いのために生きる人の、率直で胸を打つ独白である。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

晩年老い願い生きる意味独白仏法興隆

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る