李衛公問対 / 卷中
水能載舟,亦能覆舟
書き下し
水は能く舟を載せ、亦た能く舟を覆す。
現代語訳
水は舟を浮かべて運ぶこともできれば、その舟を転覆させることもできる。
解説
支えとなる力は、そのまま脅威にもなり得るという普遍的な戒めである。人々の支持や信用は物事を前に進める推進力になる一方、その信頼を裏切れば同じ力で一気に崩されてしまう。会社と顧客、リーダーと周囲の人々、あるいは日々の人間関係においても、支えてくれている存在を当然のものとして扱えば、いつか同じ存在に足をすくわれかねない。何が自分を支えているかを忘れないことが肝要である。
この章句が説くこと
民心信頼両刃
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