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李衛公問対 / 卷中

愛設於先,威設於後,不可反是也;若威加於前,愛救於後,無益於事矣。

書き下し

愛は先に設け、威は後に設くべし、是に反すべからざるなり。若し威を前に加え、愛を後に救わば、事に益無し。

現代語訳

愛情はまず先に示し、威厳は後から示すべきであり、この順序を逆にしてはならない。もし威厳を先に加え、後になって愛情を取り繕おうとしても、何の役にも立たない。

解説

人を育てる際の順序についての戒めである。先に情を通わせ、その土台の上で規律や厳しさを示すのが本来の順序であり、これを逆にして最初に厳しさだけをぶつけ、後から機嫌を取るように優しくしても信頼は取り戻しにくい。新人教育や子育て、チームづくりなど、人と関係を築くあらゆる場面に通じる。最初の接し方が後々の関係の土台を決めるという点を意識しておきたい。

この章句が説くこと

順序愛情威厳

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