師導古典を学びたいすべての人に

李衛公問対 / 卷中

卒未親附而罰之,則不服;已親附而罰不行,則不可用。

書き下し

卒未だ親附せざるに之を罰すれば、則ち服せず。已に親附するも罰行われざれば、則ち用うべからず。

現代語訳

兵士たちがまだ心から懐いていないうちに罰すれば、彼らは心服しない。すでに懐いているのに罰を行わなければ、その兵を用いることはできない。

解説

信頼関係の有無が規律の効き方を左右するという指摘である。まだ心が通っていない相手に厳しさだけをぶつければ反発を招き、逆に十分に関係ができているのに甘さで済ませれば規律が緩み集団は機能しなくなる。新人への指導、家庭でのしつけ、部下との関係など、信頼の段階に応じて対応を変える必要がある場面は多い。大切なのは信頼と規律のどちらか一方ではなく、関係の深まりに応じて両者の配分を調整する感覚である。

この章句が説くこと

信頼規律統率

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる