李衛公問対 / 卷上
教得其道,則士樂為用;教不得法,雖朝督暮責,無益於事矣。
新字:教得其道,則士楽為用;教不得法,雖朝督暮責,無益於事矣。
書き下し
教うるに其の道を得れば、則ち士は楽しんで用いられ、教うるに法を得ざれば、朝に督し暮に責むと雖も、事に益無し。
現代語訳
指導の仕方が道理にかなっていれば、兵士たちは進んで働いてくれる。指導の仕方が道理を外れていれば、朝から晩まで叱咤し続けたところで、何の役にも立たない。
解説
叱責の量ではなく、教え方の質が人を動かすかどうかを決めるという李靖の見立てである。厳しく言い続ければいずれ人は動くはずだという発想を、この一節は静かに退けている。仕事の後輩指導や子育てでも、やり方が的を外れていれば、どれだけ回数を重ねて注意しても相手の腑には落ちない。叱ることに労力を割く前に、伝え方そのものが理にかなっているかを見直す方が、結局は近道になる。
この章句が説くこと
指導法納得効果
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李衛公問対・卷中卒未だ親附せざるに之を罰すれば、則ち服せず。已に親附するも罰行われざれば、則ち用うべからず。
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李衛公問対・卷上兵卒に制有れば、庸将と雖も未だ敗れず。若し兵卒自ら乱るれば、賢将と雖も之を危うくす、又た何ぞ疑わんや。
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