名将言行録 / 『名将言行録』豐臣秀吉 評・明察の良将
この明察良將たる所以である。
新字:この明察良将たる所以である。
書き下し
この明察良將たる所以である。
現代語訳
この明察があってこそ、良将である所以である。
解説
菊池寛は評で、さきの首の数の質を見抜いた秀吉を、明察のある良将だと短く称えます。戦時下の作家の評であり、成果を戦功だけで測ることを肯定しているわけではありません。ここから読み取るなら、良い指導者の資質は、見えやすい数字の裏にある実態を見抜く力だという点です。報告された数字を、そのまま受け取らずに、母集団や条件を確かめる姿勢は、現代の経営会議でも欠かせません。短い一節ですが、前の逸話の読み方を、評価の眼力という一点に絞って示してくれます。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
明察良将評価の眼数字見抜く力評
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