宋名臣言行録 / 後集巻十三・范祖禹
元祐中客有見伊川先生者几案無他書唯印行唐鑑一部先生謂客曰近方見此書自三代以後無此議論崇寜中冲見欒城先生於頴昌先生曰老来不欲泛觀他書近日且看唐鑑
新字:元祐中客有見伊川先生者几案無他書唯印行唐鑑一部先生謂客曰近方見此書自三代以後無此議論崇寜中冲見欒城先生於頴昌先生曰老来不欲泛観他書近日且看唐鑑
書き下し
元祐中、客に伊川先生に見ゆる者有り。几案に他書無く、唯だ印行の唐鑑一部のみ。先生客に謂いて曰く、近ごろ方に此の書を見る。三代より後、此の議論無し、と。崇寧中、冲、欒城先生に頴昌に見ゆ。先生曰く、老来他書を泛觀するを欲せず。近日且く唐鑑を看る、と。
現代語訳
元祐年間、ある客が程頤にお目にかかった。机の上には他の書物がなく、ただ印刷された『唐鑑』一部だけがあった。程頤は客に言った。「近ごろちょうどこの書を読んでいる。三代より後、これほどの議論はない」。崇寧年間、私(范冲)は蘇轍に頴昌でお目にかかった。蘇轍は言った。「年を取ってからは、あれこれ広く書物を眺める気がしない。近ごろはしばらく『唐鑑』を読んでいる」。
解説
書物の評価を、二つの机の上で示した条です。言葉で褒める前に、置いてあるものを見せています。**机の上には他の書物がなく、ただ印刷された『唐鑑』一部だけがあった。**もう一人も同じでした。**年を取ってからは、あれこれ広く書物を眺める気がしない。近ごろはしばらく『唐鑑』を読んでいる。**読む量を絞った人が、何を残したか。推薦の言葉より、机の上のほうが正直です。程頤の一言も添えられています。**三代より後、これほどの議論はない。**
この章句が説くこと
几案に他書無く唯だ印行の唐鑑一部のみ近ごろ方に此の書を見る三代より後此の議論無し老来他書を泛観するを欲せず近日且く唐鑑を看る唐鑑評価
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