宋名臣言行録 / 後集巻十二・王巖叟
除監察御史即上書論社稷安危之計在從諌用賢不可以小利失民心
新字:除監察御史即上書論社稷安危之計在従諌用賢不可以小利失民心
書き下し
監察御史に除せられ、即ち上書して社稷安危の計を論ず。諫に從い賢を用うるに在り。小利を以て民心を失う可からず、と。
現代語訳
監察御史に任じられると、ただちに書を上って国家の安危の計を論じた。それは諫言に従い、賢者を用いることにある。小さな利のために、民の心を失ってはならない、と。
解説
二十八字だけの条です。任官の直後に、いきなり根本の話を出しました。安危を分けるものを二つに絞っています。**諫言に従い、賢者を用いることにある。**耳の痛い意見を受け取ることと、人選と。制度をいじる話ではありません。そして守りの側に一行を置きました。**小さな利のために、民の心を失ってはならない。**取れる利は、たいてい目の前にあって計算できます。失う心のほうは数字になりません。天秤が最初から傾いている、という警告です。
この章句が説くこと
監察御史に除せられ即ち上書して社稷安危の計を論ず諫に従い賢を用うるに在り小利を以て民心を失う可からず社稷安危の計諫言人材
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