宋名臣言行録 / 後集巻十一・蘓頌
公云人生在勤勤則不匱户樞不蠧流水不腐此其理也
新字:公云人生在勤勤則不匱戸枢不蠹流水不腐此其理也
書き下し
公云う、人生は勤に在り。勤むれば則ち匱しからず。戸樞は蠧まず、流水は腐らず。此れ其の理なり、と。
現代語訳
蘇頌は言った。「人の一生は勤めることにある。勤めれば乏しくならない。開け閉てされる戸の軸は虫に食われず、流れる水は腐らない。これがその道理である」。
解説
二十二字で、この人の巻が閉じます。理由を説かず、二つの物を見せただけです。**開け閉てされる戸の軸は虫に食われず、流れる水は腐らない。**どちらも、動いているから傷まない。止まったものだけが虫に食われ、腐ります。だから勤勉は徳目である前に、状態を保つ手段だ、という言い方になります。**人の一生は勤めることにある。勤めれば乏しくならない。**天文の器械から外交文書まで作り続けた人の、最後の一句です。
この章句が説くこと
人生は勤に在り勤むれば則ち匱しからず戸枢は蠹まず流水は腐らず此れ其の理なり勤勉継続
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