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宋名臣言行録 / 後集巻十一・范純仁

公嘗曰人材難得欲隨事有用則緩急無以應手七年之病三年之艾非儲之以待則如病者何故雅以人材為已任每有薦引必先公議及其至也内舉有所不避其不可則人君所主亦必爭

新字:公嘗曰人材難得欲随事有用則緩急無以応手七年之病三年之艾非儲之以待則如病者何故雅以人材為已任毎有薦引必先公議及其至也内舉有所不避其不可則人君所主亦必争

書き下し

公嘗て曰く、人材は得難し。事に隨いて用有らんと欲すれば則ち緩急に手に應ずるもの無し。七年の病に三年の艾は、之を儲えて以て待つに非ざれば則ち病者を如何せんと。故に雅ミ人材を以て己が任と爲す。薦引有る毎に必ず公議に先んず。其の至るに及びては内擧も避くる所有らず。其の不可なれば則ち人君の主る所も亦た必ず爭う。

現代語訳

公はかつて言った。「人材は得がたい。事が起きてから用があるようにしようとしても、急のときに手が間に合わない。七年の病に三年寝かせた艾は、あらかじめ蓄えて待っておくのでなければ、病人をどうしようもない」。だからふだんから人材を自分の任務とした。推挙するたびに必ず公の議論を先に立てた。ここぞというときには、身内を挙げることも避けなかった。よくないと思えば、君主が推す相手であっても必ず争った。

解説

孟子の一句を、人事に当てた条です。七年の病に三年寝かせた艾は、あらかじめ蓄えて待っておくのでなければ、病人をどうしようもない。艾は寝かせるほど効きます。病んでから探しても、その年数だけ間に合わない。人も同じで、必要になってから育てられません。だから任務にしました。ふだんから人材を自分の任務とした。そして選び方に二つの原則があります。公議を先に立てること、そして必要なら身内も君主の意向も曲げないこと。

この章句が説くこと

人材は得難し事に随いて用有らんと欲すれば則ち緩急に手に応ずるもの無し七年の病に三年の艾は之を儲えて以て待つに非ざれば則ち病者を如何せん薦引有る毎に必ず公議に先んず其の至るに及びては内挙も避くる所有らず人材備蓄

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