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宋名臣言行録 / 後集巻十・韓維

初公與王安石雅相厚善安石執政公議國事始多異同至是議者欲廢三經義公以為安石經義宜與先儒之說並行不當廢司馬光與公平生交俱以耆舊進用至臨事未嘗一語附合務為茍同人服其平

新字:初公与王安石雅相厚善安石執政公議国事始多異同至是議者欲廃三経義公以為安石経義宜与先儒之説並行不当廃司馬光与公平生交倶以耆旧進用至臨事未嘗一語附合務為茍同人服其平

書き下し

初め公と王安石と雅ミ相い厚善なり。安石執政するに及び、公國事を議して始めて異同多し。是に至りて議者三經の義を廢せんと欲す。公以爲えらく、安石の經義は宜しく先儒の説と並び行わるべし。當に廢すべからずと。司馬光と公と平生の交わり。俱に耆舊を以て進用せらる。事に臨むに至りては未だ嘗て一語も附合せず。務めて茍同を爲さず。人其の平らかなるに服す。

現代語訳

はじめ公と王安石とは、ふだんから親しく仲がよかった。王安石が執政するに及んで、公は国事を議してはじめて食い違いが多くなった。この時に至って、議論する者が三経の義を廃止しようとした。公はこう考えた。「安石の経義は、先の儒者の説と並べて行われるべきである。廃止すべきではない」。司馬光と公とは生涯の交わりであった。ともに古参として引き上げて用いられた。事に臨んでは、一語も調子を合わせたことがなかった。努めていい加減に同調しなかった。人はその公平さに服した。

解説

同じ人が、親しい二人に対して逆向きに振る舞っています。決裂した相手の学説は残せと言い、生涯の同志には同調しない。**安石の経義は、先の儒者の説と並べて行われるべきである。廃止すべきではない。**並べて行え、というところが要です。捨てるのでも、それだけにするのでもない。そして司馬光に対しては、こうでした。**事に臨んでは、一語も調子を合わせたことがなかった。**

この章句が説くこと

初め公と王安石と雅ミ相い厚善なり安石の経義は宜しく先儒の説と並び行わるべし当に廃すべからず司馬光と公と平生の交わり倶に耆旧を以て進用せらる事に臨むに至りては未だ嘗て一語も附合せず務めて茍同を為さず交友是々非々

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