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宋名臣言行録 / 後集巻八・吕希哲

公與諸人云自少官守處未嘗干人舉薦以為後生之戒仲父舜從守官㑹稽人或譏其不求知者仲父對詞甚好云勤於職事其他不敢不慎乃所以求知也

新字:公与諸人云自少官守処未嘗干人舉薦以為後生之戒仲父舜従守官会稽人或譏其不求知者仲父対詞甚好云勤於職事其他不敢不慎乃所以求知也

書き下し

公諸人に與えて云う、少きより官守の處、未だ嘗て人に舉薦を干めず。以て後生の戒めと爲すと。仲父舜從官を會稽に守る。人或いは其の知らるるを求めざるを譏る。仲父の對詞甚だ好し。云う、職事に勤め、其の他は敢えて慎まざるは無し。乃ち知らるるを求むる所以なりと。

現代語訳

公は人々に与えて言った。「若いころから官を務めたところで、人に推挙を求めたことがない。それを後の世代への戒めとする」。叔父の舜従は会稽で官を務めた。ある人が、知られようとしないことを譏った。叔父の答えの言葉はたいそうよかった。こう言った。「職務に励み、そのほかはあえて慎まないことがない。それこそが知られようとする道である」。

解説

売り込まないことを、消極として片づけていません。譏った側の言い分は分かります。誰も知らなければ、用いられない。答えは、求めていないと否定しませんでした。職務に励み、そのほかはあえて慎まないことがない。それこそが知られようとする道である。手段が違うだけで、目的は同じだ、と言い返している。しかも二つあります。務めを果たすことと、それ以外で崩さないこと。片方だけでは知られません。

この章句が説くこと

少きより官守の処未だ嘗て人に舉薦を干めず以て後生の戒めと為す人或いは其の知らるるを求めざるを譏る職事に勤め其の他は敢えて慎まざるは無し乃ち知らるるを求むる所以なり昇進売り込み

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