宋名臣言行録 / 後集巻八・吕希哲
公為說書凡二年日夕勸導人主以脩身為本脩身以正心為主心正意誠天下自化不假他術身不能脩雖左右之人且不能喻况天下乎
新字:公為説書凡二年日夕勧導人主以脩身為本脩身以正心為主心正意誠天下自化不仮他術身不能脩雖左右之人且不能喻況天下乎
書き下し
公說書と爲ること凡そ二年。日夕人主を勸導するに、身を修むるを以て本と爲し、身を修むるは心を正すを以て主と爲す。心正しく意誠ならば天下自ら化す。他術を假らず。身修むる能わずんば左右の人と雖も且つ喩す能わず。况んや天下をやと。
現代語訳
公は説書となること二年に及んだ。朝も夕も君主を勧め導くのに、身を修めることを本とし、身を修めるには心を正すことを主とした。「心が正しく意が誠であれば、天下はおのずと化します。他の術を借りません。身が修まらなければ、側にいる人でさえ諭すことができません。まして天下はどうでしょうか」。
解説
遠大な話を、いちばん近いところで測っています。**身が修まらなければ、側にいる人でさえ諭すことができません。**天下が動くかどうかは確かめようがありませんが、側にいる人が動くかどうかは毎日わかります。そこが動いていないなら、遠くも動いていない。**まして天下はどうでしょうか。**二年間、朝夕これを言い続けたと書かれています。同じことを繰り返すのが説書の仕事でした。
この章句が説くこと
公説書と為ること凡そ二年日夕人主を勧導す身を修むるを以て本と為し身を修むるは心を正すを以て主と為す心正しく意誠ならば天下自ら化す他術を仮らず身修むる能わずんば左右の人と雖も且つ喩す能わず況んや天下をや修身正心
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