宋名臣言行録 / 後集巻八・吕希哲
公從王安石學安石以為凡士未官而事科舉者為貧也有官矣而復事科舉是僥倖富貴利達而巳學者不由也公聞之遽棄科舉一意古學
新字:公従王安石学安石以為凡士未官而事科舉者為貧也有官矣而復事科舉是僥倖富貴利達而巳学者不由也公聞之遽棄科舉一意古学
書き下し
公王安石に從いて學ぶ。安石以爲えらく、凡そ士の未だ官せずして科舉を事とする者は貧しきが爲なり。官有りて復た科舉を事とするは、是れ富貴利達を僥倖するのみ。學者は由らざるなりと。公之を聞き、遽かに科舉を棄て一意に古學す。
現代語訳
公は王安石に従って学んだ。王安石はこう考えていた。「およそ士でまだ官に就かずに科挙に励む者は、貧しいからである。官があってなお科挙に励むのは、これは富貴と栄達を当てにしているだけである。学ぶ者の取る道ではない」。公はこれを聞いて、ただちに科挙を捨て、ひたすら古の学に向かった。
解説
同じ行いを、置かれた立場で分けた言葉です。まだ官に就かずに科挙に励む者は、貧しいからである。これは咎めていません。食べるためです。官があってなお科挙に励むのは、これは富貴と栄達を当てにしているだけである。すでに口が足りている人が同じことをするなら、動機が違う。聞いた側の反応が速い。ただちに科挙を捨て、ひたすら古の学に向かった。後にこの二人は袂を分かちますが、出発点はここでした。
この章句が説くこと
公王安石に従いて学ぶ凡そ士の未だ官せずして科舉を事とする者は貧しきが為なり官有りて復た科舉を事とするは是れ富貴利達を僥倖するのみ公之を聞き遽かに科舉を棄て一意に古学す科挙動機
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