宋名臣言行録 / 後集巻六・王安石
安國赴對不承俠責之曰凡對制使不當有隠口所言者安得諱之天地鬼神皆在左右學士欲誰欺邪安國乃伏獄成俠送英州編管忠信無至真決編管湖外京罷政諷落職安國放歸田里
新字:安国赴対不承侠責之曰凡対制使不当有隠口所言者安得諱之天地鬼神皆在左右学士欲誰欺邪安国乃伏獄成侠送英州編管忠信無至真決編管湖外京罷政諷落職安国放帰田里
書き下し
安國對に赴きて承けず。俠之を責めて曰く、凡そ制使に對しては當に隱口有るべからず。言う所の者は安んぞ之を諱むを得んや。天地鬼神は皆左右に在り。學士は誰を欺かんと欲するやと。安國乃ち伏す。獄成る。俠は英州に送られて編管せらる。忠信・無至は真決せられて湖外に編管せらる。京は政を罷め、諷は職を落とされ、安國は田里に放歸せらる。
現代語訳
王安国は取り調べに出て、事実を認めなかった。鄭俠はこれを責めて言った。「およそ勅使に対しては、口を閉ざすところがあってはならない。言ったことを、どうして隠せましょうか。天地の鬼神が、みなあなたの左右にいます。学士どのは、いったい誰を欺こうというのですか」。王安国はそこで認めた。裁きが成った。鄭俠は英州に送られて監視下に置かれた。楊忠信と呉無至は実刑に処されて湖外で監視下に置かれた。馮京は政から退き、丁諷は職を落とされ、王安国は郷里へ帰された。
解説
追及したのが、庇うはずの側だったところがこの段の要です。道で称賛の言葉をかけてくれた相手に、鄭俠は隠すなと迫りました。言ったことを、どうして隠せましょうか。天地の鬼神が、みなあなたの左右にいます。学士どのは、いったい誰を欺こうというのですか。認めれば自分も王安国も罪になります。それでも隠すことを許さなかった。そして処分が一覧で並びます。鄭俠は英州に、楊忠信と呉無至は湖外に、馮京は退き、丁諷は職を落とされ、王安国は郷里へ帰された。
この章句が説くこと
安国対に赴きて承けず凡そ制使に対しては当に隠口有るべからず天地鬼神は皆左右に在り学士は誰を欺かんと欲するや安国乃ち伏す獄成る対決隠蔽
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