宋名臣言行録 / 後集巻六・曾公亮
與韓忠獻力贊仁宗早建皇子以為天下萬世之本前此固有言者未之開納至是感悟儲貳乃定
新字:与韓忠献力賛仁宗早建皇子以為天下万世之本前此固有言者未之開納至是感悟儲貳乃定
書き下し
韓忠獻と力めて仁宗の早く皇子を建つるを贊け、以て天下萬世の本と爲す。此より前、固より言う者有りしも、未だ之を開納せず。是に至りて感悟し、儲貳乃ち定まる。
現代語訳
韓琦とともに力を尽くして、仁宗が早く皇子を立てることを助け、それをもって天下万世の根本とした。これより前にも、もとより言う者はあったが、まだ聞き入れられていなかった。ここに至って心を動かされ、後継の位はそこで定まった。
解説
三十八字ですが、この書を読み進めてきた人には重い一条です。これより前にも、もとより言う者はあったが、まだ聞き入れられていなかった。范鎮が十九通を出して髪を白くし、韓琦が孔光伝を抱えて説き、富弼と文彦博が議に加わりました。誰の功とも書いていません。ここに至って心を動かされ、後継の位はそこで定まった。通ったときには、通した一人ではなく、積み上げた全員が背後にいます。
この章句が説くこと
韓忠献と力めて仁宗の早く皇子を建つるを賛く以て天下万世の本と為す此より前固より言う者有りしも未だ之を開納せず是に至りて感悟し儲貳乃ち定まる後継蓄積
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