宋名臣言行録 / 後集巻四・胡宿
皇祐五年正月㑹靈宫災是嵗冬至祀天南郊以二聖並配明年大旱公曰五行火禮也去嵗火而今又旱其應在禮此殆郊丘並配之失即言宜用迭配如初
新字:皇祐五年正月会霊宫災是歳冬至祀天南郊以二聖並配明年大旱公曰五行火礼也去歳火而今又旱其応在礼此殆郊丘並配之失即言宜用迭配如初
書き下し
皇祐五年正月、會靈宮災あり。是の歳の冬至、天を南郊に祀り、二聖を以て並び配す。明年大旱。公曰く、五行の火は禮なり。去歳火ありて今又た旱あり。其の應は禮に在り。此れ殆ど郊丘並配の失なりと。即ち言う、宜しく迭配を用いて初めの如くすべしと。
現代語訳
皇祐五年正月、会霊宮が火災に遭った。その年の冬至、天を南郊に祀り、二人の先帝を並べて配した。翌年、大旱があった。胡宿は言った。「五行のうち火は礼にあたる。去年は火事があり、今年はまた旱がある。その応じているところは礼にある。これはおそらく、郊と丘での並べ配することの誤りである」。そこで言った。「かわるがわる配することにして、もとのとおりにすべきです」。
解説
災いが二年続いたので、共通の原因を探しています。**五行のうち火は礼にあたる。去年は火事があり、今年はまた旱がある。その応じているところは礼にある。**火は礼を司る。ならば、この間に礼で変えたことがあるはずだ、と遡ります。見つけたのが、先帝二人を同時に配した変更でした。**これはおそらく、郊と丘での並べ配することの誤りである。**理屈の立て方は五行ですが、やっていることは、直近の変更を洗い直す作業です。
この章句が説くこと
会霊宮災あり是の歳の冬至天を南郊に祀り二聖を以て並び配す明年大旱五行の火は礼なり去歳火ありて今又た旱あり其の応は礼に在り宜しく迭配を用いて初めの如くすべし天変礼
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