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宋名臣言行録 / 後集巻三・張方平

自王安石為政始罷銅禁奸民日銷錢為器邉闗海舶不復議錢之出故中國錢日耗而西北南三虜皆山積公極論其害請詰問安石舉累朝之令典所以保國便民者一旦削除之其意安在

新字:自王安石為政始罷銅禁奸民日銷銭為器邉関海舶不復議銭之出故中国銭日耗而西北南三虜皆山積公極論其害請詰問安石舉累朝之令典所以保国便民者一旦削除之其意安在

書き下し

王安石政を爲してより、始めて銅禁を罷む。奸民日に錢を銷して器と爲す。邊關海舶は復た錢の出づるを議せず。故に中國の錢は日に耗して、西北南の三虜は皆山積す。公極めて其の害を論じ、安石を詰問せんことを請う。累朝の令典の國を保ち民に便なる所以の者を舉げて、一旦に之を削除す。其の意安くに在るかと。

現代語訳

王安石が政を執って以来、はじめて銅の禁令を廃止した。悪辣な民は日々銭を溶かして器物にした。国境の関所も海の船も、銭が国外に出るのを取り締まらなくなった。だから中国の銭は日に日に減り、西・北・南の三方の異民族のもとには山と積まれた。張方平は徹底してその害を論じ、王安石を問いただすよう願い出た。「歴代の朝廷の法令のうち、国を保ち民に便利であった理由のものを、一日にして削除した。その意図はどこにあるのか」。

解説

銅の禁令は、銭を溶かして器にすることと、銭が国外に出ることを止めるためのものでした。廃止した途端に、両方が起こります。悪辣な民は日々銭を溶かして器物にした。国境の関所も海の船も、銭が国外に出るのを取り締まらなくなった。結果は一行で対比されました。中国の銭は日に日に減り、西・北・南の三方の異民族のもとには山と積まれた。そして問いの立て方が厳しい。中身の是非ではなく、なぜそれを外したのかを問うています。その意図はどこにあるのか。

この章句が説くこと

王安石政を為してより始めて銅禁を罷む奸民日に銭を銷して器と為す中国の銭は日に耗して西北南の三虜は皆山積す累朝の令典の国を保ち民に便なる所以の者を舉げて一旦に之を削除す制度通貨

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