宋名臣言行録 / 後集巻一・韓琦
趙君錫被召别公請教公曰平日之學正為今日若不錯餘不錯矣
新字:趙君錫被召別公請教公曰平日之学正為今日若不錯余不錯矣
書き下し
趙君錫、召を被り公に別る。教えを請う。公曰く、平日の學は正に今日の爲なり。若し錯らずんば、餘は錯らじと。
現代語訳
趙君錫が召し出しを受けて韓琦に別れを告げた。教えを請うた。韓琦は言った。「ふだんの学びは、まさに今日のためにあるのだ。もしここで誤らなければ、残りは誤るまい」。
解説
二十六字の餞の言葉です。心得を並べていません。学んできたことの使いどころが、いま来た、と告げただけです。ふだんの学びは、まさに今日のためにあるのだ。そして最初の一歩に賭けます。もしここで誤らなければ、残りは誤るまい。任地に着いてから正しさを探すのではなく、着いた時点でもう決まっている。長く準備してきた人にだけ効く励まし方で、これから学べとは一言も言っていません。
この章句が説くこと
趙君錫召を被り公に別る教えを請う平日の学は正に今日の為なり若し錯らずんば余は錯らじ学び実践覚悟
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