宋名臣言行録 / 後集巻一・韓琦
改判大名時朝廷行青苖法衆議謂非便臺諫官及言者皆以罪斥中外無復敢言者公慨然上䟽乞罷其法條例司䟽難頒下及令進奏官指揮本院將中書劄子頒行天下
新字:改判大名時朝廷行青苖法衆議謂非便台諫官及言者皆以罪斥中外無復敢言者公慨然上䟽乞罷其法条例司䟽難頒下及令進奏官指揮本院将中書劄子頒行天下
書き下し
改めて大名を判す。時に朝廷青苗法を行う。衆議、便に非ずと謂う。臺諫の官及び言う者、皆罪を以て斥けらる。中外復た敢えて言う者無し。公慨然として疏を上り、其の法を罷めんことを乞う。條例司、疏もて難じて頒下し、及び進奏官をして本院に指揮し、中書の劄子を將て天下に頒行せしむ。
現代語訳
改めて大名府の長官となった。当時、朝廷は青苗法を行っていた。世の議論はよろしくないとした。台諫の官およびものを言う者は、みな罪を着せられて退けられた。内外にはもはや、あえて口にする者がいなかった。韓琦は慨然として上疏し、その法を廃止するよう願い出た。条例司は反論の文書を作って諸方に下し、さらに進奏官に指示して、中書の書付を天下に配らせた。
解説
沈黙が完成したあとの上疏です。順序を確かめておきます。ものを言う者はみな罪を着せられて退けられた。内外にはもはや、あえて口にする者がいなかった。反対が消えたのではなく、反対する者が消えていました。韓琦はそこへ、地方の長官の立場で疏を出しています。そして返ってきたのが、単なる却下ではありませんでした。条例司は反論の文書を作って諸方に下し、中書の書付を天下に配らせた。一人の反対に、朝廷が全国配布で応じている。この非対称が、次の再奏を呼びます。
この章句が説くこと
台諫の官及び言う者皆罪を以て斥けらる中外復た敢えて言う者無し公慨然として疏を上り其の法を罷めんことを乞う条例司疏もて難じて頒下す中書の劄子を将て天下に頒行せしむ沈黙諫言
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