宋名臣言行録 / 後集巻一・韓琦
公言自古興儉以勸天下必以身先之今欲减省浮費莫如自宫掖始請令三司取入内内侍省并御藥院内東門司先朝及今來賜予支費之目比附酌中皆從减省無名者一切罷之
新字:公言自古興倹以勧天下必以身先之今欲减省浮費莫如自宫掖始請令三司取入内内侍省并御薬院内東門司先朝及今来賜予支費之目比附酌中皆従减省無名者一切罷之
書き下し
公言う、古より儉を興して以て天下に勸むるは、必ず身を以て之に先んず。今、浮費を减省せんと欲せば、宫掖より始むるに如くは莫し。請う、三司をして入内内侍省并びに御藥院・内東門司の、先朝及び今來の賜予支費の目を取り、比附酌中して皆减省に從い、名無き者は一切之を罷めしめんと。
現代語訳
韓琦は言った。「いにしえより、倹約を興して天下に勧めるには、必ず自分の身をもって先に立ってきました。いま無駄な費えを減らそうとするなら、宮中から始めるのに勝るものはありません。三司に命じて、入内内侍省ならびに御薬院・内東門司の、先の朝と今日までの下賜と支出の項目を取り寄せ、突き合わせて適切なところを取り、すべて減らす方向に従わせ、名目の立たないものは一切やめさせるよう、お願いします」。
解説
倹約を、いちばん切りにくいところから始めた条です。原則を先に置きます。**倹約を興して天下に勧めるには、必ず自分の身をもって先に立ってきた。**そのうえで対象を名指しした。**いま無駄な費えを減らそうとするなら、宮中から始めるのに勝るものはない。**精神論で終わっていません。宦官の役所と御薬院と内東門司の、先代からの下賜と支出の項目をすべて取り寄せて突き合わせ、**名目の立たないものは一切やめさせる。**手順まで書いてあります。
この章句が説くこと
古より倹を興して以て天下に勧むるは必ず身を以て之に先んず浮費を减省せんと欲せば宫掖より始むるに如くは莫し名無き者は一切之を罷めしめん倹約率先予算
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