宋名臣言行録 / 前集巻十・胡瑗
判國子監其教育諸生有法先生語諸生食飽未可據案或乆坐皆於氣血有傷當習射投壺游息焉是亦食不語寢不言之遺意也程伊川曰凡從安定先生學者其醇厚和易之氣望之可知也
新字:判国子監其教育諸生有法先生語諸生食飽未可拠案或乆坐皆於気血有傷当習射投壺游息焉是亦食不語寝不言之遺意也程伊川曰凡従安定先生学者其醇厚和易之気望之可知也
書き下し
國子監を判す。其の諸生を教育するに法有り。先生諸生に語りて曰く、食飽きては未だ案に據る可からず、或いは乆しく坐すも、皆氣血に傷有り。當に射を習い投壺し、游息すべしと。是れ亦た食らいて語らず、寢ねて言わざるの遺意なり。程伊川曰く、凡そ安定先生に從いて學ぶ者は、其の醇厚和易の氣、之を望みて知る可きなりと。
現代語訳
国子監を統べた。学生を教育するのにやり方があった。胡瑗は学生に言った。「腹いっぱい食べたあとに、すぐ机に向かってはいけない。また長く座り続けるのも、どちらも気血を傷める。弓を習い、投壺をして、遊び休むのがよい」。これもまた、食べながら語らず、寝るときに言わないという教えの遺された意である。程頤は言った。「およそ安定先生に従って学んだ者は、その醇厚で和やかな気が、遠くから見ただけで分かる」。
解説
学び方の中に、体の休ませ方が組み込まれている条です。**腹いっぱい食べたあとに机へ向かうな。長く座り続けるのも気血を傷める。弓を習い、投壺をして、遊び休め。**根を詰めさせない設計が、教育のやり方として書かれている。締めの程頤の一言が効いています。**安定先生に従って学んだ者は、その醇厚で和やかな気が、遠くから見ただけで分かる。**成果を、知識の量ではなく、その人から出ている気で言いました。
この章句が説くこと
食飽きては未だ案に拠る可からず乆しく坐すも皆気血に傷有り当に射を習い投壺し游息すべし安定先生に従いて学ぶ者は其の醇厚和易の気之を望みて知る可し休息教育健康
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