宋名臣言行録 / 前集巻十・陳摶
後復再召摶辭曰九重仙詔休教丹鳯啣來一片野心巳被白雲留住
新字:後復再召摶辞曰九重仙詔休教丹鳯啣来一片野心巳被白雲留住
書き下し
後、復た再び摶を召す。辭して曰く、九重の仙詔、丹鳯をして啣み來らしむること休めよ。一片の野心、巳に白雲に留め住めらると。
現代語訳
後にまた陳摶を召した。断って言った。「九重の宮からの詔を、赤い鳳凰にくわえて運ばせるのは、もうおやめください。一片の野の心は、もう白い雲に引き留められております」。
解説
二十七字の断りの言葉です。**九重の宮からの詔を、赤い鳳凰にくわえて運ばせるのは、もうおやめください。**まず、召し出す側の手間を止めています。そして理由が一行。**一片の野の心は、もう白い雲に引き留められております。**引き留めているのは雲であって、自分ではない、という言い方です。断る側が誰も傷つけない形になっています。
この章句が説くこと
九重の仙詔丹鳯をして啣み来らしむること休めよ一片の野心巳に白雲に留め住めらる後復た再び摶を召す辞す辞退詩隠者
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