宋名臣言行録 / 前集巻九・王禹偁
真宗即位詔羣臣論事公上疏陳五事一曰謹邉防通盟好二曰减冗兵併冗吏三曰難選舉四曰澄汰僧尼五曰親大臣逺小人
新字:真宗即位詔羣臣論事公上疏陳五事一曰謹邉防通盟好二曰减冗兵併冗吏三曰難選舉四曰澄汰僧尼五曰親大臣遠小人
書き下し
真宗即位す。詔して羣臣に事を論ぜしむ。公、疏を上りて五事を陳ぶ。一に曰く、邉防を謹み盟好を通ず。二に曰く、冗兵を减じ冗吏を併す。三に曰く、選舉を難くす。四に曰く、僧尼を澄汰す。五に曰く、大臣に親しみ小人を逺ざく。
現代語訳
真宗が即位した。詔を下して群臣に事を論じさせた。公は上疏して五つの事を述べた。一つ、国境の守りを慎み、盟約と友好を通じる。二つ、無駄な兵を減らし、無駄な役人をまとめる。三つ、選抜を難しくする。四つ、僧尼を選り分けて減らす。五つ、大臣に親しみ、小人を遠ざける。
解説
五十字に五か条が並んだ条です。三つ目が目を引きます。**選抜を難しくする。**人を採ることではなく、採りにくくすることを策として挙げている。二つ目の「無駄な兵を減らし無駄な役人をまとめる」と合わせると、**入口を絞って、中を軽くする**という一つの方針になります。即位したばかりの帝に、まず絞る話をした条です。
この章句が説くこと
邉防を謹み盟好を通ず冗兵を减じ冗吏を併す選舉を難くす大臣に親しみ小人を遠ざく削減入口簡素
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