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宋名臣言行録 / 前集巻九・田錫

錫好直諫太宗或時不能堪錫從容奏曰陛下日徃月來養成聖性上説益重之

新字:錫好直諫太宗或時不能堪錫従容奏曰陛下日往月来養成聖性上説益重之

書き下し

錫、直諫を好む。太宗、或る時、堪える能わず。錫、從容として奏して曰く、陛下、日徃き月來たりて聖性を養成すと。上説びて、益々之を重んず。

現代語訳

田錫は率直に諫めるのを好んだ。太宗は、ときに堪えられなかった。田錫はゆったりと奏上して言った。「陛下は、日が去り月が来るように、聖なる性質を養い育てておられます」。帝は喜んで、ますますこの人を重んじた。

解説

三十一字の条です。諫めが多すぎて堪えられなくなった帝に、こう言いました。**陛下は、日が去り月が来るように、聖なる性質を養い育てておられます。**諫めを聞くこと自体が、性質を育てることになっている、という言い方です。褒めながら、続けさせてほしいと言っている。**帝は喜んで、ますますこの人を重んじた。**言い方一つで、同じ諫めが通り続けました。

この章句が説くこと

錫直諫を好む太宗或る時堪える能わず陛下日往き月来たりて聖性を養成す上説びて益々之を重んず諫言言い方持続

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