宋名臣言行録 / 前集巻六・吕夷簡
公以主上方富春秋宜導之典學擢孫奭等居講席以經義輔導後又増置崇政説書天章閣侍講之職以廣聞見
新字:公以主上方富春秋宜導之典学擢孫奭等居講席以経義輔導後又増置崇政説書天章閣侍講之職以広聞見
書き下し
公、主上の方に春秋に富むを以て、宜しく之を典學に導くべしとす。孫奭等を擢きて講席に居らしめ、經義を以て輔導す。後、又た崇政説書・天章閣侍講の職を増置し、以て聞見を廣くす。
現代語訳
公は、主上がまだ年若いのだから、正しい学問へ導くべきだとした。孫奭らを抜擢して講義の席に着かせ、経書の意味によって輔け導いた。後にはさらに崇政殿説書・天章閣侍講の職を増設して、見聞を広くさせた。
解説
幼い皇帝の教育を、人を置くところから制度にした条です。孫奭らを抜擢して講義の席に着かせ、後には崇政殿説書・天章閣侍講の職を増設した。一人の先生を付けて終わりにせず、職として常設しています。前に王曽が聖賢の事跡を絵に描いて献上したのと合わせて読むと、絵で入って、講義に移り、職として定着させた、という流れが見えます。
この章句が説くこと
主上の方に春秋に富むを以て宜しく之を典学に導くべし孫奭等を擢きて講席に居らしめ経義を以て輔導す崇政説書天章閣侍講の職を増置し以て聞見を広くす教育制度常設
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