宋名臣言行録 / 前集巻五・王曽
天聖初公嘗詮錄古先聖賢事跡凡六十事繪事以獻上嘉納之降詔褒美仍勑鏤板模印均賜近侍因命禁署月繪二十軸以進焉又建議請擇名儒勸講尋命孫奭馮元更侍經筵
新字:天聖初公嘗詮録古先聖賢事跡凡六十事絵事以献上嘉納之降詔褒美仍勑鏤板模印均賜近侍因命禁署月絵二十軸以進焉又建議請択名儒勧講尋命孫奭馮元更侍経筵
書き下し
天聖の初め、公、嘗て古先の聖賢の事跡凡そ六十事を詮錄し、事を繪きて以て獻ず。上、嘉納す。詔を降して褒美し、仍りて勑して板に鏤り模印して均しく近侍に賜う。因りて禁署に命じて月に二十軸を繪きて以て進めしむ。又た建議して名儒を擇びて勸講せんことを請う。尋いで孫奭・馮元に命じて更々經筵に侍せしむ。
現代語訳
天聖のはじめ、公はかつて古の聖賢の事跡およそ六十件を選び記して、その場面を絵に描いて献上した。帝はそれを喜んで受け入れた。詔を下して褒め、そのうえ命じて版に彫り印刷させ、ひとしく側近に賜った。そこで宮中の役所に命じて、月に二十軸ずつ描いて差し出させた。また建議して、名のある儒者を選んで進講させるよう求めた。ほどなく孫奭・馮元に命じて、交替で経筵に侍らせた。
解説
幼い皇帝への教育を、絵で始めた条です。**古の聖賢の事跡六十件を選んで、その場面を絵に描いて献上した。**文章ではありません。帝はまだ子どもでした。喜ばれたので版に彫って側近にも配り、月に二十軸ずつ描かせています。そのうえで名のある儒者を選んで進講させました。**まず見せて、それから講義。**順序が考えられています。
この章句が説くこと
古先の聖賢の事跡凡そ六十事を詮録し事を絵きて以て献ず勑して板に鏤り模印して均しく近侍に賜う又た建議して名儒を択びて勧講せんことを請う教育絵順序
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