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宋名臣言行録 / 前集巻四・冦凖

和議成諸將請設伏邀擊可使敵匹馬不返公勸帝勿從縱敵歸國以保盟好

新字:和議成諸将請設伏邀擊可使敵匹馬不返公勧帝勿従縦敵帰国以保盟好

書き下し

和議成る。諸將、伏を設けて邀擊し、敵をして匹馬も返らざらしむ可きを請う。公、帝に從う勿からんことを勸め、敵を縱ちて國に歸らしめ、以て盟好を保つ。

現代語訳

和議が成った。諸将は、伏兵を置いて待ち伏せし、敵を一騎も帰さないようにできると願い出た。公は帝に従わないよう勧め、敵を放って国へ帰らせ、それによって盟約と友好を保った。

解説

三十字の条です。和議が成った直後、諸将が「一騎も帰さずにやれます」と願い出ました。**公はそれを止めて、敵を放って帰らせています。**取れる勝ちを取らなかった、ということです。前の条で三十万まで絞り、幽州まで取ろうとした同じ人が、ここでは追撃を止めている。約束したあとの一手が、その約束の値打ちを決めるからです。

この章句が説くこと

諸将伏を設けて邀擊し敵をして匹馬も返らざらしむ可きを請う公帝に従う勿からんことを勧む敵を縦ちて国に帰らしめ以て盟好を保つ信義自制和議

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