宋名臣言行録 / 前集巻三・張詠
又曰子異日為政信及于民然後教之言及于義然後勸之動而有禮然後化之靜而無私然後民安而樂業矣行斯四者在先率其身
新字:又曰子異日為政信及于民然後教之言及于義然後勧之動而有礼然後化之静而無私然後民安而楽業矣行斯四者在先率其身
書き下し
又た曰く、子、異日政を為さば、信、民に及びて然る後に之を教え、言、義に及びて然る後に之を勸め、動きて禮有りて然る後に之を化し、靜かにして私無くして然る後に民安んじて業を樂しまん。斯の四つを行うは、先ず其の身を率いるに在りと。
現代語訳
また言った。「君がいつか政を執るときは、信が民に届いてはじめて教え、言葉が義にかなってはじめて勧め、動いて礼があってはじめて感化し、静かにして私心が無くてはじめて民は安んじて生業を楽しむ。この四つを行うには、まず自分の身を率いることにある」。
解説
四つの順序を並べた条です。**信が届いてから教える、言葉が義にかなってから勧める、動いて礼があってから感化する、静かで私心が無くてはじめて民が安んじる。**どれも「まずこれがあってから、次にこれができる」という形になっています。締めが一行でした。この四つを行うには、まず自分の身を率いることにある、と。前の条で「信の一字に五年かかった」と言った人の、順序の話です。
この章句が説くこと
信民に及びて然る後に之を教え言義に及びて然る後に之を勧め斯の四つを行うは先ず其の身を率いるに在り順序信用率先
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