宋名臣言行録 / 前集巻三・張詠
公曰臨事有三難能見一也見而能行二也當行必果決三也
新字:公曰臨事有三難能見一也見而能行二也当行必果決三也
書き下し
公曰く、事に臨みて三難有り。能く見るは一なり。見て能く行うは二なり。行に當たりて必ず果決するは三なりと。
現代語訳
公が言った。「事に臨んで、難しいことが三つある。見ぬけることが一つ目。見ぬいたうえで実行できることが二つ目。実行するときに必ず思い切って決められることが三つ目である」。
解説
二十四字で、実行を三段に分けた条です。見ぬける、見ぬいたうえで実行できる、実行するときに思い切って決められる。分かることと、やることと、やり切ることが別だと言っています。一つ目で止まる人が最も多く、二つ目まで来ても三つ目でためらう。前の条までの張詠の逸話は、どれも三つ目まで届いた例ばかりです。分かる、やる、やり切る。三つが別のものだと言っています。
この章句が説くこと
事に臨みて三難有り能く見るは一なり見て能く行うは二なり行に当たりて必ず果決するは三なり実行決断洞察
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