宋名臣言行録 / 前集巻三・曹瑋
公在邉蕃部有過惡者皆平定之每以餞將官為名出郊而兵馬次序以食品為節若曰下某食即某隊發比至水飯則捷報至矣
新字:公在邉蕃部有過悪者皆平定之毎以餞将官為名出郊而兵馬次序以食品為節若曰下某食即某隊発比至水飯則捷報至矣
書き下し
公、邉に在り。蕃部に過惡有る者、皆な之を平定す。毎に將官を餞するを以て名と為して郊に出づ。而して兵馬の次序、食品を以て節と為す。若し某の食を下すと曰わば、即ち某の隊發す。水飯に比ぶるに至れば、則ち捷報至れり。
現代語訳
公が辺境にいた。蕃部で悪事を働く者があれば、みな平定した。そのつど将官を送別するという名目で郊外に出た。そして軍勢の出動の順序を、料理の順番で合図とした。もし「某の料理を出せ」と言えば、それで某の部隊が出発する。湯漬け飯の段になるころには、もう勝利の報せが届いていた。
解説
出撃の合図を、宴席の料理の順番で出した条です。**「某の料理を出せ」と言えば某の部隊が出発する。**送別の宴という名目で郊外に出て、席を立たずに軍を動かしています。締めが効いています。湯漬け飯の段になるころには、もう勝利の報せが届いていた、と。献立の進み具合が、そのまま作戦の時間表になっている。宴と作戦が同じ一つの流れです。
この章句が説くこと
兵馬の次序食品を以て節と為す若し某の食を下すと曰わば即ち某の隊発す水飯に比ぶるに至れば則ち捷報至れり隠密合図段取り
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