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宋名臣言行録 / 前集巻二・王旦

公通判鄭州建言請天下置常平倉以抑兼并為學士嘗奏事退上目送之曰為朕致太平者必斯人也

新字:公通判鄭州建言請天下置常平倉以抑兼并為学士嘗奏事退上目送之曰為朕致太平者必斯人也

書き下し

公、鄭州を通判す。建言して天下に常平倉を置きて以て兼并を抑えんことを請う。學士と為り、嘗て事を奏して退く。上之を目送して曰く、朕の為に太平を致す者は必ず斯の人なりと。

現代語訳

公が鄭州の通判であったとき、建言して、天下に常平倉を置いて土地の兼併を抑えるよう願い出た。学士となってから、あるとき奏上して退出した。帝はその後ろ姿を見送って言った。「私のために太平をもたらす者は、きっとこの人だ」。

解説

四十字に、若い日の建言と、帝の一言が並べてある条です。常平倉は穀物の値が安いとき官が買い、高いとき売って値を平らにする仕組みで、それを土地の兼併を抑えるために置けと言っています。地方の通判の身で、天下の制度を提案しました。李沆を「風格が整っている」と見送ったのと同じく、帝が後ろ姿を見送って言う形になっているのが、この巻の書き方です。

この章句が説くこと

天下に常平倉を置きて以て兼并を抑えんことを請う朕の為に太平を致す者は必ず斯の人なり公鄭州を通判す制度提案格差

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