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甲陽軍鑑 / 品第四十二

○三ヶ條之合戰備定之事第一に味方備能くして敵のたつるを見て是をいたす口傳あり第二に敵勝て味方をうつ二·三より是に勝、ちいさき共數を以て敵一ツに九ツ迄と思へども、五ツ·六ツまでによし、口傳おほし第三に敵よく備を立てかたくは是味方九ツ迄にして、むかつて又横をもちゆる、せめては六ツまでにする、

新字:○三ヶ条之合戦備定之事第一に味方備能くして敵のたつるを見て是をいたす口伝あり第二に敵勝て味方をうつ二·三より是に勝、ちいさき共数を以て敵一ツに九ツ迄と思へども、五ツ·六ツまでによし、口伝おほし第三に敵よく備を立てかたくは是味方九ツ迄にして、むかつて又横をもちゆる、せめては六ツまでにする、

書き下し

○三ヶ条之合戦備定之事第一に味方備能くして敵のたつるを見て是をいたす口伝あり第二に敵勝て味方をうつ二·三より是に勝、ちいさき共数を以て敵一ツに九ツ迄と思へども、五ツ·六ツまでによし、口伝おほし第三に敵よく備を立てかたくは是味方九ツ迄にして、むかつて又横をもちゆる、せめては六ツまでにする、

現代語訳

三か条の合戦備え定めの事。第一に、味方の備えがよくして、敵の立てるのを見て、これをいたす。口伝あり。第二に、敵が勝って味方を討つ。二つ三つより、これに勝つ。小さくとも数をもって、敵一つに九つまでと思えども、五つ六つまでがよい。口伝多し。第三に、敵がよく備えを立てて堅い時は、これは味方を九つまでにして、向かってまた横を用いる。攻めては六つまでにする。口伝多し。

解説

合戦の備えを三通りに定めている。こちらが整っている時に仕掛ける、押されている時は数を寄せる、相手が堅い時は正面と横を使う。いずれも何割の力を当てるかが数字で出ていて、九つまでと思っても五つ六つでよい、という抑え方が繰り返される。九つまでと思っても五つ六つでよい、という抑え方が繰り返される。何割の力を当てるかが、いずれの場合も数字で示されている。

この章句が説くこと

備え合戦割合抑制三か条

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