孔子家語 / 曲禮子貢問
南宮絳之妻,孔子兄之女,喪其姑而誨之髽曰:「爾毋從從爾,毋扈扈爾。」蓋榛以為笄,長尺而總八寸。
新字:南宮絳之妻,孔子兄之女,喪其姑而誨之髽曰:「爾毋従従爾,毋扈扈爾。」蓋榛以為笄,長尺而総八寸。
書き下し
南宮絳の妻は、孔子の兄の女なり、其の姑の喪に髽を誨えて曰く、「爾従従たること毋かれ、扈扈たること毋かれ」と。蓋し榛を以て笄と為し、長さ尺にして総は八寸なり。
現代語訳
南宮絳の妻(孔子の兄の娘)は、姑の喪にあたり、髽(女性の喪の髪型)の結い方を教えて言った。「あなたは(髪を)高く結い上げすぎてはいけません。また大げさに広げすぎてもいけません。」そのさい、榛(はしばみ)の枝を簪(かんざし)として用い、長さは一尺、束ねた髪飾りは八寸とした。
解説
喪に服す女性の髪型である「髽」について、南宮絳の妻(孔子の姪)が具体的な作法を教えている場面です。髪を高く結いすぎたり、大げさに広げすぎたりすることを戒め、簪には質素な榛の枝を用い、寸法も細かく定めています。悲しみの表現であっても、華美になりすぎず、かといって粗略にもならない適度な形式を守ることの大切さが、女性の髪型という具体的な作法を通して示されており、礼における「過不及なき」節度の精神が貫かれています。
この章句が説くこと
南宮絳の妻髽喪の髪型節度
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