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孔子家語 / 七十二弟子解

右件夫子七十二人,弟子皆升堂入室者。

書き下し

右の件、夫子の七十二人の弟子は、皆升堂入室する者なり。

現代語訳

以上に記した先生方七十二人は、いずれも学問が「堂に升り室に入る」の域に達した弟子たちです。

解説

この一文は、七十二弟子解全体を締めくくる結びの言葉です。「升堂入室」とは、『論語』先進篇において孔子が子路の学問を評した「由や堂に升れり、未だ室に入らざるなり」という故事に由来する表現で、学問の到達度を住居の空間になぞらえ、玄関先の「堂」から奥座敷の「室」へと段階的に深まっていく様子を表します。孔子は弟子ごとに理解の深さを見極め、単に教えを受けた者と、奥義にまで達した者とを区別して評価していました。ここに列挙された七十二人は、その中でも特に「堂に升り室に入る」水準に達したと認められた高弟たちです。「七十二」という数字は、後世に「孔子の七十二賢人」として広く語り継がれ、孔門の学統を象徴する数として定着しました。

この章句が説くこと

升堂入室論語先進篇七十二弟子孔門十哲

この一句を、あなたの毎日に。

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