孔子家語 / 弟子行
先成其慮,及事而用之;故動則不妄,是言偃之行也。孔子曰:『欲能則學,欲知則問,欲善則詳,欲給則豫。當是而行,偃也得之矣。』
新字:先成其慮,及事而用之;故動則不妄,是言偃之行也。孔子曰:『欲能則学,欲知則問,欲善則詳,欲給則予。当是而行,偃也得之矣。』
書き下し
先ず其の慮を成し、事に及びて之を用う。故に動けば則ち妄ならず、是れ言偃の行なり。孔子曰わく、『能あらんと欲すれば則ち學び、知らんと欲すれば則ち問い、善からんと欲すれば則ち詳らかにし、給せんと欲すれば則ち豫めす。是に當たりて行う、偃や之を得たり。』と。
現代語訳
あらかじめ考えを十分に練っておき、いざ事に臨んでそれを用いる。だから行動を起こしても軽率になることがない。これが言偃(子游)の人となりである。孔子は言った。『能力を身につけたいなら学び、物事を知りたいなら問い、善くありたいなら詳しく調べ、事に応じて機敏でありたいならあらかじめ備えておく。まさにこの通りに行っている、言偃はこれを体得している。』と。
解説
言偃(子游)は、事前に十分な準備と思慮を重ねてから行動に移す慎重さが評価されています。孔子は「能力を身につけたいなら学び、知りたいなら問い、善くありたいなら詳しく調べ、機敏でありたいならあらかじめ備える」と、目的に応じた準備の仕方を具体的に示し、言偃がまさにそれを実践していると称えます。行き当たりばったりではなく、目的意識を持って事前準備を積み重ねる姿勢は、計画性が求められる現代の仕事の進め方にも通じる実践的な教えです。
この章句が説くこと
言偃子游準備慎重学問
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