管子 / 地數
桓公問於管子曰:「事盡於此乎?」管子對曰:「未也。夫齊衢處之本,通達所出也,游子勝商之所道。人求本者,食吾本粟,因吾本幣,騏驥黄金然後出。令有徐疾,物有輕重,然後天下之寶壹為我用。善者用非有,使非人。」
新字:桓公問於管子曰:「事尽於此乎?」管子対曰:「未也。夫斉衢処之本,通達所出也,游子勝商之所道。人求本者,食吾本粟,因吾本幣,騏驥黄金然後出。令有徐疾,物有軽重,然後天下之宝壱為我用。善者用非有,使非人。」
書き下し
桓公管子に問いて曰く、「事は此に盡くるか」と。管子對えて曰く、「未だし。夫れ齊は衢處の本、通達の出づる所にして、游子勝商の道る所なり。人の本を求むる者は、吾が本粟を食らい、吾が本幣に因り、騏驥黄金然る後に出づ。令に徐疾有り、物に輕重有り、然る後に天下の寶は壹に我が用と為る。善き者は有るに非ざるを用い、人に非ざるを使う」と。
現代語訳
桓公が管子に問うた。事はこれで尽きるか。管子が答えた。まだです。斉は四つ辻に立つもとであり、道の通じ出るところであり、旅の者やすぐれた商人が必ず通る道です。生業のもとを求める者は、我が国の粟を食べ、我が国の銭を使う。名馬も黄金も、そのあとで出ていく。令に緩急があり、物に高い安いがあれば、そのあとで天下の宝はもっぱら我が用になります。うまくやる者は、自分のものでないものを用い、自分の人でない人を使うのです。
解説
斉は交通の要にあり、旅の商人が必ず通る。だからここで食い、ここの銭を使う。そのあとで名馬も黄金も出ていく、という順番です。令に緩急をつけ、物に高い安いをつければ、天下の宝はみな自分の用になる。締めの一句は事語篇で佚田が言って退けられたのと同じ言葉ですが、ここでは肯定されています。
この章句が説くこと
斉は衢処の本通達の出づる所なり吾が本粟を食らい吾が本幣に因る令に徐疾有り物に軽重有り然る後に天下の宝は壱に我が用と為る善き者は有るに非ざるを用い人に非ざるを使う立地通過
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