師導古典を学びたいすべての人に

管子 / 山國軌

桓公問於管子曰:「不籍而贍國,為之有道乎?」管子對曰:「䡄守其時,有官天財,何求於民!」桓公曰:「何謂官天財?」管子對曰:「泰春,民之功䌛。泰夏,民之令之所止,令之所發。泰秋,民令之所止,令之所發。泰冬,民令之所止,令之所發。此皆民所以時守也,此物之髙下之時也,此民之所以相并兼之時也。君守諸四務。」

新字:桓公問於管子曰:「不籍而贍国,為之有道乎?」管子対曰:「䡄守其時,有官天財,何求於民!」桓公曰:「何謂官天財?」管子対曰:「泰春,民之功䌛。泰夏,民之令之所止,令之所発。泰秋,民令之所止,令之所発。泰冬,民令之所止,令之所発。此皆民所以時守也,此物之高下之時也,此民之所以相并兼之時也。君守諸四務。」

書き下し

桓公管子に問いて曰く、「籍らずして國を贍すに、之を為すに道有りや」と。管子對えて曰く、「軌もて其の時を守り、天財を官する有らば、何ぞ民に求めん」と。桓公曰く、「何をか天財を官すと謂う」と。管子對えて曰く、「泰春は、民の功䌛なり。泰夏は、民の令の止まる所、令の發する所なり。泰秋は、民の令の止まる所、令の發する所なり。泰冬は、民の令の止まる所、令の發する所なり。此れ皆な民の時を以て守る所なり。此れ物の髙下の時なり。此れ民の相い并兼する所以の時なり。君は諸を四務に守る」と。

現代語訳

桓公が管子に問うた。取り立てずに国をまかなうのに、道はあるか。管子が答えた。帳面でその時を押さえ、天の恵みを役所が握っていれば、どうして民に求めることがありましょう。桓公が言った。天の恵みを役所が握るとはどういうことか。管子が答えた。春の盛りは、民の働きと賦役の時です。夏の盛りは、民に対して令を止める時であり、令を発する時です。秋の盛りも、令を止める時であり、発する時です。冬の盛りも、令を止める時であり、発する時です。これはみな民が時に応じて守るところです。これが物の値が上下する時です。そしてこれが、民が互いに併呑し合う時でもあります。君はこれを四つの務めとして押さえるのです。

解説

春夏秋冬それぞれに、令を出す時と止める時がある。そして同じその時が、物の値が動く時であり、人が人を呑み込む時でもある、と重ねます。取り立てずに国をまかなう道を問われて、まず時を押さえよと答えた。三つが同じ時に起きるという見方が、この篇の入口になっています。

この章句が説くこと

籍らずして国を贍すに之を為すに道有りや軌もて其の時を守り天財を官する有らば何ぞ民に求めん此れ物の高下の時なり此れ民の相い并兼する所以の時なり四季

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる