管子 / 地員
黃唐,無宜也,唯宜黍秫也。宜縣澤,行廧落,地潤數毁,難以立邑置廧。其草宜黍秫與茅,其木宜櫄擾桑。見是土也,命之曰三施,三七二十一尺而至於泉,呼音中宫,其泉黃而糗。流徙,斥埴,宜大菽與麥,其草宜萯雚,其木宜杞。見是土也,命之曰再施,二七十四尺而至於泉,呼音中羽,其泉鹹。水流徙,黒埴,宜稻麥,其草宜苹蓨,其木宜白棠。見是土也,命之曰一施,七尺而至於泉,呼音中徴,其水黒而苦。
新字:黄唐,無宜也,唯宜黍秫也。宜県沢,行廧落,地潤数毁,難以立邑置廧。其草宜黍秫与茅,其木宜櫄擾桑。見是土也,命之曰三施,三七二十一尺而至於泉,呼音中宫,其泉黄而糗。流徙,斥埴,宜大菽与麦,其草宜萯雚,其木宜杞。見是土也,命之曰再施,二七十四尺而至於泉,呼音中羽,其泉鹹。水流徙,黒埴,宜稲麦,其草宜苹蓨,其木宜白棠。見是土也,命之曰一施,七尺而至於泉,呼音中徴,其水黒而苦。
書き下し
黃唐は、宜しき無きなり、唯だ黍秫に宜しきのみ。縣澤に宜しく、廧落を行らすに、地潤いて數々毁る、以て邑を立て廧を置き難し。其の草は黍秫と茅とに宜しく、其の木は櫄擾桑に宜し。是の土を見れば、之を命じて三施と曰う。三七二十一尺にして泉に至る。呼ぶ音は宫に中たり、其の泉は黃にして糗し。流徙・斥埴は、大菽と麥とに宜し。其の草は萯雚に宜しく、其の木は杞に宜し。是の土を見れば、之を命じて再施と曰う。二七十四尺にして泉に至る。呼ぶ音は羽に中たり、其の泉は鹹し。水流徙・黒埴は、稻麥に宜し。其の草は苹蓨に宜しく、其の木は白棠に宜し。是の土を見れば、之を命じて一施と曰う。七尺にして泉に至る。呼ぶ音は徴に中たり、其の水は黒くして苦し。
現代語訳
黄唐は適するものがなく、ただ黍と粟に適するだけである。垂れ下がった沢に向き、垣を巡らせても、地が湿ってたびたび崩れるので、邑を立てたり垣を置いたりしにくい。草は黍と粟と茅に適し、木は櫄や擾や桑に適する。この土を見て、これを三施と名づける。三かける七で二十一尺掘れば泉に至る。呼ばわる音は宮にあたり、その泉は黄色くて香ばしい。流れ移る土や塩気のある粘土は、大豆と麦に適する。草は萯や雚に適し、木は杞に適する。この土を見て、これを再施と名づける。二かける七で十四尺掘れば泉に至る。呼ばわる音は羽にあたり、その泉は塩辛い。水の流れ移る黒い粘土は、稲と麦に適する。草は苹や蓨に適し、木は白棠に適する。この土を見て、これを一施と名づける。七尺掘れば泉に至る。呼ばわる音は徴にあたり、その水は黒くて苦い。
解説
この章句が説くこと
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『管子』地員髙陵の土山は二十施、百四十尺にして泉に至る。山の上、之を命じて縣泉と曰う。其の地乾かず、其の草は茅と走との如く、其の木は乃ち樠なり。之を鑿つこと二尺にして乃ち泉に至る。山の上、命じて復吕と曰う。其の草は魚膓と蕕、其の木は乃ち柳なり。之を鑿つこと三尺にして泉に至る。山の上、之を命じて泉英と曰う。其の草は蘄と白昌、其の木は乃ち楊なり。之を鑿つこと五尺にして泉に至る。山の材は、其の草は兢と薔、其の木は乃ち格なり。之を鑿つこと二七十四尺にして泉に至る。山の側は、其の草は葍と蔞、其の木は乃ち品榆なり。之を鑿つこと三七二十一尺にして泉に至る。