管子 / 五行
睹戊子,土行御。天子出令,命左右司徒内御,不誅不貞,農事為敬,大惠言,寛刑死,緩罪人。出國,司徒令命順民之功力,以養五榖君子之靜居,而農夫脩其功力極。然則天為粤宛,草木養長,五榖蕃實秀大,六畜犧牲具,民足財,國富,上下親,諸侯和。七十二日而畢。
新字:睹戊子,土行御。天子出令,命左右司徒内御,不誅不貞,農事為敬,大恵言,寛刑死,緩罪人。出国,司徒令命順民之功力,以養五榖君子之静居,而農夫脩其功力極。然則天為粤宛,草木養長,五榖蕃実秀大,六畜犠牲具,民足財,国富,上下親,諸侯和。七十二日而畢。
書き下し
戊子を睹れば、土行御す。天子令を出だし、左右の司徒に命じて内御せしめ、誅せず貞せず、農事を敬と為し、大いに惠を言い、刑死を寛くし、罪人を緩くす。國を出でて、司徒は令して民の功力に順い、以て五榖を養わしめ、君子は静かに居りて、農夫は其の功力を脩めて極む。然らば則ち天は粤宛と為り、草木養長し、五榖蕃り實り秀で大に、六畜犧牲具わり、民は財に足り、國は富み、上下親しみ、諸侯和す。七十二日にして畢わる。
現代語訳
戊子を見れば、土の運行が政をとる。天子は令を出し、左右の司徒に命じて内を治めさせ、誅さず問い詰めず、農の仕事を敬いとし、大いに恵みを語り、死刑をゆるめ、罪人をゆるやかに扱う。国を出て、司徒は民の働きに従うよう令し、五穀を養わせる。君子は静かに居て、農夫はその働きを尽くしきる。そうすれば天はおだやかになり、草木は育ち伸び、五穀は茂り実って大きく秀で、六畜も犠牲も揃い、民は財に足り、国は富み、上下は親しみ、諸侯は和する。七十二日で終わる。
解説
土の七十二日は、手を出さない期間です。誅さず問い詰めず、死刑をゆるめ、罪人をゆるやかに扱う。農の仕事を敬いとする、と言い切りました。君子は静かに居て、農夫が働きを尽くしきる。上が静かでいることが、そのまま下の働きの条件になっています。
この章句が説くこと
戊子を睹れば土行御す誅せず貞せず農事を敬と為す刑死を寛くし罪人を緩くす君子は静かに居りて農夫は其の功力を脩めて極む土行無為
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